Wednesday, February 4, 2015

邦楽地域活性化事業 in 富山


2月1日、富山県高岡文化ホール大ホールにて邦楽地域活性化事業 《箏のファンタジー ~新春に贈る和の響き~》(主催:(公財)富山県文化振興財団、(公財)高岡市民文化振興事業団、(公財)射水市文化振興財団、(公財)砺波市花と緑と文化の財団/共催:(一財)地域創造ほか)が、無事に終演いたしました。
今回のガラコンサートは、昨年8月からの地域連携プログラム準備から始まり、高岡市、射水市、砺波市の各市に3人1組の演奏家とコーディネーターがチーム派遣され、地元の小学校へのアウトリーチプログラム、ホールでのワークショッププログラムを行い、その最後の集大成として行われた全メンバーによる統括公演です。

自分たちの地域連携プログラムでは、下見の段階から射水市内を案内していただいたり、美味しいものを皆で食べたり(←大切です(笑))と射水市がとても身近になり、帰路につきながら「どうやたらレクチャーでなく、演奏家の感じていることや思いを知ってもらえるか?」というのが最初の思いでした。

そこから出発して、アウトリーチでは”箏や音色を感じ取ってもらう”を中心コンセプトに、教室という大きくない空間の利点をつかって対面的な音楽聴取以外に、子供たちを音で包む手法をとりました。
ワークショップでは、”箏で遊ぶ!”を中心コンセプトに一般的な楽器体験に加え、即興・創作体験とミニコンサートを行い、表現することも体験してもらう形にしました。
統括公演では、今回偶然にも全チームメンバーが箏奏者という箏、十七絃、二十五絃に特化した事業となっていたので、”箏の魅力と可能性”を個人的に一番伝えたいこととし、箏の色々な側面を知ってもらい、来場者の方々には広い窓口を用意して各自が興味のある部分から、今後、箏音楽の世界に踏み入れらるような公演にしたいと思っていました。そして、チームでのコンサートプログラムも組みました。

また今回のガラコンサート当日は、地元のボランティアの方々が受付業務などを担当してくださっていたそうです。(写真の後ろでも、まだ片付け作業していただいています)それを聞いて、ホールがその地域にとって日常的なものとして機能し、芸術文化がより市民生活に近いものであるためには、とても良い関係性だなと思いました。コンサートへお越しいただくだけでなく、こういったサポートもすごくありがたいことだと思います。

長くなりましたが、各財団、ホール関係各位の皆さま、ワークショップへご参加くださりました地元の皆さま、コンサートへご来場くださりました皆さま、当日のボランティアの皆さま、皆さまからとても有意義な経験の機会をつくっていただき、自分自身もすごく楽しんで、充実した半年間をおくれました!本当にありがとうございました!

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