初めてガルシア=マルケスを読みました。
『コレラの時代の愛』(著:G・ガブリエル=マルケス、訳:木村榮一、新潮社、2006)、最初は読み慣れない文体だなと思いましたが、オウム騒動の辺りから物語に入れていました。
印象的だったのは、ぽつぽつと出てくる会話に加え、特に、物語の時間軸と各個人の重ね方。
ある日の事件からスタートし、徐々に個人の回想、心情による個人時間に移り、読み進めるとその各個人の立場や心情の行き違い、情景がつながり始めます。
最後は現在進行形で締め括られ、"コレラの時代"を生きた気持ちになれました。
10年後に読み直したらどう思うかな、とライフスタイルの変化とともに共感できるところも、立場も変わりそうな一冊になりました。
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I had read ≪Love in the Time of Cholera≫(by G・Garcia Marquez, translated by Eiichi Kimura, Japanese edition, 2006), and I took G・Garcia Marquez novel for the first time.
It will go deep into your mind and heart from the story, He is wonderful novelist. Next time, I would like to read another his works!
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